令和2年11月27日
品川区議会 令和2年第四回定例会にて、品川区議会自民党を代表して一般質問を行いました。
以下、質疑応答のまとめです。
ハイライトは画像でご確認ください。
1)認知症施策について
①区の医師会と連携し、早期発見を目的とした認知症検診のスタートを
➡来年度から実施に向けて調整中。
②現在国で審議されている認知症基本法案では、特別区に認知症施策推進計画の策定を求めています。先駆けて品川区が認知症に特化した支援計画の策定を
➡法令を踏まえて計画策定と具体的な内容を検討する。
③認知症=何もわからない人の偏見を変えるため、希望大使の任命が広がっている。品川区でも多くの任命を
➡都の動向を注視していく。
④本人の希望を発信できる場の支援を
➡ご本人やご家族の意見を発信できる場の整備を支援していく。
⑤認知症検診を受けて終わりでなく、そこからがスタートになるよう切れ目のない支援を
➡受診案内の送付時や検診受診時などの機会を捉えて進める。
<あとがき>高齢化が最も早い速度で進行してきた日本の対応は、先進国各国で注目されており、特に首都東京、品川区は、より強い支援策に取り組む必要があります。 11月時点の高齢者人口は約8.2万人。そのうち7人に1人が認知症と言われています。
2)環境施策について
①国・都そして先進国が2050年のカーボンニュートラルを目標に掲げています。区も同じゴールを共有し、ゼロエミッションしながわ宣言を
➡検討する。
②ゼロエミッションしながわ宣言に併せて、品川区の環境基本計画の見直しを
➡令和4年度に見直しを図っていく。
③戸越公園内に建設される品川区立環境学習交流施設を、ゼロエミッションしながわ宣言の拠点として設定し、区の全児童が環境問題を体験し、自ら考えたうえで発信できる場の支援を
➡提案されたような施設になるよう取り組む。
④都のゼロエミッション戦略と連携し、都立高校など高等教育でも環境学習交流施設の活用を働きかけて
➡働きかける。
⑤区内の事業者へのアプローチも大切。再生エネルギー100%企業の支援と誘致を
➡積極的に支援し、イベント参加等も誘致していく。
⑥再生可能エネルギー生産が活発な地方と連携し、エネルギーの交流を
➡調査研究していく。
<あとがき>日本は先進国でありながらも、化石賞という不名誉な賞を2度受賞する等、世界からも環境後進国とみられています。同じく、環境後進国であった大国アメリカでは、環境政策を重点政策に掲げたバイデン大統領が当選し、日本でも菅総理の所信表明にてカーボンニュートラル(温室効果ガスの実質ゼロ)に言及する等、環境政策は大きなうねりとなり始めています。品川区も乗り遅れないように、波を起こせるような存在になりたいですね。
3)スポーツ振興について
①それぞれの方が、それぞれのタイミングで、それぞれのコースでできる、コロナ禍でのオンラインマラソン大会を開催しては
➡区民の方々の健康維持に大変有効な手段だと認識している。実施を検討していく。
②コロナ禍終息の暁には、感染症に打ち勝ったことを宣言するとともに、外出自粛の解除および体力低下への対応を。品川の観光の要である、「水辺・桜・商店街」を感じることのできるシティマラソンを実施しては
➡来年度から提案されたものの実施に向けて調査研究に入る。
<あとがき>オンラインマラソンに関しては、いろいろな自治体で導入が始まっています。また、区民マラソンについては品川区も例年行っていますが、街中を走るものではありません。ぜひ区の魅力的な街中を走って、区外の方が品川を好きになってもらえるように。区内の地域にはにぎわいが戻るように思いを込めて質問しました。
4)GIGAスクール構想について
①タブレットのフォントにも配慮をし、弱視や読み書き障害の方、それ以外の方が共通して読みやすいユニバーサルデザインのデジタルフォント導入を
➡大変重要な要素であり、一部ではすでに取り入れている。読み上げ機能なども活用していく。
②タブレットを持ち帰り原則とし、まもるっち機能を更に強化してタブレットと統合を
➡新しい通信システムの開発が必要。今後の研究課題としたい。
③タブレットにアプリを追加して活用を
➡まずは操作に慣れて、学習に活かす段階。その他のアプリも併行して検討していく。
④タブレットを通じて、PTAの連絡網や、児童生徒の欠席届、緊急連絡網などの機能強化を そのシステムに町会等の取り込みは
➡保護者等に関しては活用できる。 町会等の外部に関しては、可能性を見極めたい。
⑤区内10校のICT推進校の特色はタブレット配布だった。10校の新しい特色が必要。今後はZOOMなどのビデオ会議が定着してくるので、ビデオ会議をICT推進校同士で行うことでビデオ会議でのコミュニケーションスキル醸成を特色に。
➡今後は全校を推進校としていきたい。 オンラインディベートは来年度取り入れる。
⑥もう一つの特色として、タブレット以外の機器の配備があり得る。 教育に活用が有効とされるVRなど新しい端末の取入れを
➡有効性は認識しているが、廉価で取得が困難であり、研究していきたい。
<あとがき>一人一台のタブレットはコロナ前から要望しており、断られていました。奇しくもコロナにより実現に至りましたが、活用方法についてはまだまだ雲の中です。子どもたちの教育だけでなく、安心安全など様々な活用を引き続き要望していきます。
以上、20分の質問でした。
今回は、清水台小学校の児童が、私の質問を傍聴に来てくれて大変緊張しました・・・
当選してから何度か質問を行っていますが、少しずつ気持ちが入っていきますね。
次回も頑張ります!
★やりとりの全文は区議会HPからご覧いただけます。 下記P1~P7
https://gikai.city.shinagawa.tokyo.jp/wp-content/themes/shinagawakugikai/pdf/2020.11.27t2.pdf